WORKS

実績

8 件の実績

2018-2023

KOSEN-1

全国の高等専門学校が連携して開発した 2U キューブサット「KOSEN-1」の開発において、技術支援と運用サポートを提供しました。2021 年 11 月に打ち上げられ、現在も軌道上で正常に動作を続けています。本プロジェクトでは、電源制御ボード、太陽電池ボード、通信システムの設計・開発を担当し、学生たちへの技術指導も行いました。

2015-2020愛知工科大学

AUTcube2(ガマキューブ)

愛知工科大学において、地域連携型の超小型衛星「AUTcube2(愛称:ガマキューブ)」の開発を支援しました。地元企業の技術を活用した新しい部品の宇宙実証や、自治体と連携した防災情報収集システムの構築など、産学官連携モデルとして注目を集めました。特に、低コストで高信頼性を実現する設計手法の確立に貢献し、今後の地域発宇宙開発のモデルケースとなりました。

2014九州工業大学

しんえん 2

九州工業大学と共同で開発した深宇宙探査機「しんえん 2」プロジェクトに参画しました。「しんえん 2」は 2014 年 12 月に打ち上げられ、地球から 300 万 km 以上離れた深宇宙での通信に成功。超小型探査機として世界初の深宇宙到達を達成しました。独自開発の省電力通信システムと、極限環境に耐える構造設計により、限られたリソースでの深宇宙探査を実現しました。

2007-2014鹿児島大学

KSAT/KSAT2(ハヤト/ハヤト 2)

鹿児島大学において、超小型衛星 KSAT(愛称:ハヤト)および KSAT2(愛称:ハヤト 2)の開発プロジェクトを主導しました。KSAT は 2010 年 5 月に打ち上げられ、大気水蒸気観測などの科学ミッションや超小型衛星では初となる Ku 帯での通信実験などの工学ミッションを実施。KSAT2 では、より高度な地球観測機能と通信システムを実装し、災害監視への応用も視野に入れた開発を行いました。両機とも学生教育と実践的な宇宙工学研究の場として大きな成果を上げました。

2009-2014九州大学・佐賀大学・鹿児島大学・九州工業大学・(有)QPS 研究所

QSAT-EOS(愛称:つくし)

九州内の 4 大学と 1 企業が共同開発した小型地球観測実証衛星 QSAT-EOS プロジェクトに参画しました。QSAT-EOS による「大学・地域企業主導で実用級観測衛星を開発する」という試みは日本初の事例の一つで、その後の QPS 研究所の SAR 衛星事業や、他大学の小型地球観測衛星計画につながりました。

2011-2013東北大学・和歌山大学

RAIKO

東北大学、和歌山大学との共同プロジェクトとして、超小型衛星 RAIKO の開発に参画しました。国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟からの放出という新しい打ち上げ方式を採用し、低コストでの衛星投入を実現。画像撮影システムや通信システムの開発を担当し、宇宙からの地球観測データ取得に成功しました。

2010大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)

UNITEC-1(愛称:しんえん)

大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)に加盟する日本国内の大学・高専が開発した深宇宙探査機「UNITEC-1」プロジェクトに参画し、主に通信系を担当しました。UNITEC-1 は 2010 年 5 月 21 日に打ち上げられ、地球から約 3 万 km 程度(静止軌道距離を超えたあたり)で通信が途絶することとなりましたが、世界初の大学・高専製超小型探査機であり、プロジェクトの成果はその後の超小型深宇宙探査機の開発へと継承されています。

1980-1988国立天文台

野辺山電波ヘリオグラフ

国立天文台野辺山宇宙電波観測所において、世界最大級の太陽電波観測装置「野辺山電波ヘリオグラフ」の開発に従事しました。84 台のパラボラアンテナを制御するシステムの設計・開発を担当し、太陽フレアや黒点活動の詳細な観測を可能にしました。この経験が、後の衛星通信システム開発の基礎となり、宇宙工学への道を開くきっかけとなりました。

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